『ヴァンパイア騎士』TAFイベントレポート
2008/4/17 木曜日

TAFイベントレポート1
2008年3月30日(日)、東京ビッグサイトで行われた『東京国際アニメフェア』。特設ステージを含む数多くのブースでも様々なイベントが開催されているこのビッグイベントの4日目。ADKブース、アニプレックスブースにてわれらが、『ヴァンパイア騎士』声優トークショーを開催いたしました。どうなるかと、スタッフ一同不安だったのですが、フタをあければ、イベント観覧整理券がわずか5分で配布終了となってしまうという大盛況!今回は、このトークイベントの模様をお届けします。

盛大な拍手と歓声で迎え入れられた錐生 零役の宮野真守さん、黒主優姫役の堀江由衣さん、玖蘭 枢役の岸尾だいすけさんの三人がADKステージに登場。

まずは一人ずつ挨拶から。ここで、いきなり宮野さんが得意の“織田裕二のモノマネ”を披露して自己紹介。「織田裕二役の宮野真守です」という発言に突っ込みが入る中、岸尾さんも「江守は黙ってろよ」と、モノマネで続く。注目が集まる堀江さんも「あ、ヘリコプターだ」と言った後、マイクを使ってヘリコプターのプロペラ音を出すという特技で応えていた。この一風変わった挨拶に、最初は少し戸惑っていたファンも、「皆さん、すごい特技をお持ちですね」という司会の言葉に、さらに「霊長類なめるなよ」とモノマネで返す宮野さんの機転に、大爆笑に包まれていた。「宮野さんのモノマネがあまりにも上手いので、皆さんにも見てもらいたかった」と岸尾さんが太鼓判を押す完成度で、ガッチリと観客の心を掴んでいた。

一息ついてから、出来上がった最新映像を上映。美しい映像に、堀江さんは手を口元に当てて驚いている様子。岸尾さんは、音楽に合わせてノリながら鑑賞していた。「アニメになると、絵が動いて格好良く、雰囲気が違って見える」と話していたのは宮野さん。原作のファンでもあったという堀江さんは、「CDドラマとかをやらせていただく度に、アニメ化になったらいいねと話していたので、それが実現して嬉しい」と語った。
どれくらいの人がコミックを読んでいるかという問いかけには、男女問わず多くの人が手を挙げていた。岸尾さん、宮野さんは「メンズがけっこう読んでくれていて嬉しい」と盛り上がっていた。作品について聞かれた堀江さんは、ヴァンパイアと人間が織り成す独特の世界観、美しく個性豊かなキャラクターの魅力を挙げていた。「気になるキャラクターは?」という質問に、宮野さんが「アニメのアイドル先輩は最高ですよ」と熱く話し始める。堀江さんも負けじと「一条先輩が好きなんですよ」と語りだす。そして最後に岸尾さんが挙げたのは、優姫のクラスの“委員長”。普通の人間だけど瑠佳のことが好きで、出番は少ないものの美味しいところを持っていく彼の役回りに、「ちょっと羨ましい」と話していた。

TAFイベントレポート2

続いてアフレコの様子について伺うと、先ずは宮野さんが「CDドラマも有ったし、知らない仲ではなかったけど“新番組の1回目”というのは緊張する」と話した。CDドラマをやっていたおかげで「もう、大丈夫だよね?」と言われるのがプレッシャーだったらしく、同じく堀江さんも緊張していたそうだ。特に優姫はセリフの量が多いので大変だったと、初アフレコの様子を振り返っていた。岸尾さんは「CDドラマの時はそこまで大人数ではなかったけど、今回からは人数の割りに狭いスタジオなので、とにかく熱気がすごい」「休憩が入ると、すぐに冷房や換気扇を回す」と、裏話を披露。「この熱気が見てくれている皆さんに伝われば」と話した後に「吸血鬼なんで、そんなに熱くはないんですけどね(笑)」と話し、笑いを誘っていた。ナイト・クラスの面々が登場するシーンでは、黄色い悲鳴を上げる女子生徒たちのおかげで酸素が足りなくなるとのこと。また、「女子達のシーンだから、そんなに無理しなくてもいいよ」と言っているのに「私、できる」と言って頑張る皆川純子さんの様子なども話してくれた。注意して放送を聞いてみると良いのではないだろうか。

また、“ヴァンパイア”に対して持っていたイメージを質問されると、「声優界で1、2を争うほどのヴァンパイア好き」の岸尾さんが一番に話し出した。他の作品の宣伝になってしまわないように、と気をつけながらも中学生の頃から好きで読んでいるという『吸血鬼ハンターD』という小説に対しての思い入れを語った。また、「“ヴァンパイア”と聞くだけで、熱くなる」「どこかで見ていたら、早く血を吸いに来てほしい」と、まだ見ぬヴァンパイアに呼びかけながらも、「別作品では吸われているんですけどね」と、オチを付けることも忘れない。続いて、堀江さんは映画『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』の美しさが忘れられないとのこと。ここで「実はあの作品に少し出てましたよ」と語る岸尾さんには、“ヴァンパイア”との縁の深さを感じずにはいられない。最後に宮野さんが挙げたのは『ジョジョの奇妙な冒険』。「そういえば、『ジョジョ』もそういう話だよねということを、話したんですよ」と言いながら、椅子を降りて、岸尾と二人で“ジョジョ立ち”ビシッ! と決めていた。ストーリーは『ジョジョ』とは違うが、『ヴァンパイア騎士』もアクションシーンは見所の一つなので楽しみにしてほしいというアピールも忘れない。


このような流れで進んだADKブースでのトークイベント。その熱気をそのままに、直後に行われたのが、アニプレックスブースでのイベントでした。アニプレックスブースでは、先ほどの3人のトークの後に、なんと、主題歌を担当するON/OFFがライブをするという豪華なイベントに!
まず、原作者の樋野まつり先生から差し入れていただいたという“ドラキュラの葡萄ソーダ”を持って登場した、宮野さん、堀江さん、岸尾さんの3人。今回は、先ほどと趣向を変えてフリップを使った一問一答形式のトークを行いました。
「ヴァンパイアになったら、どんな特殊能力がほしいですか?」質問が読まれると、岸尾さんから「これは、大喜利だよね!?」と声が上がり、その後の流れが思わぬ方向に。この質問には、堀江さんのせっかく美しいヴァンパイアになるのなら、美を追求したいと、「エステ」。宮野さんはうっすらと生えてしまう毛を剃る時に、アゴが血だらけになってしまうので、もっと強靭なアゴが欲しいと話し「カミソリ負けをしない」というフリップをだした。「血だらけは零っぽくていいよね」という岸尾さんのツッコミなどがありつつ、オチを期待された岸尾さんの回答は「どこでもドア」。「つまり、瞬間移動がしたいって事ですよ」と、和気藹々と3問の大喜利(?)を繰り広げるイベントとなりました。
特に2問目の「自分がヴァンパイアだったら誰の血を吸いたいですか?」という質問に対する宮野さんの「(逆に)間寛平さん。逆に『血、吸うたろうか』ということで」という答えには、賞賛の声が上がっていました。


このように、終始和やかで笑いの絶えないイベントだったが、しっかりと締めるところは締めるのがこの三人。意気込みを聞かれると
「少女マンガはあまり読まないんですが、『ヴァンパイア騎士』は本当に物語が深い。掘り下げて掘り下げて、これがこう繋がって、というような展開が待っているので楽しみ」「綺麗な男子もいっぱい出てくるので、好きなキャラを見つけてもらっても楽しいと思いますし、いろいろな楽しみ方をできると思いますので、僕も気合を入れて綺麗なキャラを演じたいと思います」(宮野さん)。
「もともと、漫画の方が人気のある作品だったので、私もすごく大好きな作品がアニメ化になるというのが、とっても嬉しいです。一話一話『ヴァンパイア』の世界を表現しつつ、丁寧に作っていけたらな、と思っておりますので、是非これを見て、それぞれの楽しみ方をしていただけると嬉しいなと思います。是非皆さん、一話からご覧下さい」(堀江さん)
「実は、原作者の樋野まつりさんとは以前お仕事をさせていただいた事があり、知らない仲ではないので、先生の期待にも応えたいです。もちろん皆さんの期待にも応えつつ、予想を超えるような作品を作っていきたいと思います。個人的には枢のような役をできる機会はなかなか無いので、一言一言に思いを込めて、皆さんに伝えていけたらと思います」(岸尾さん)

と、放送開始直前の、今だからこそ感じる思いで、ファンの眼差しに応えていた。


この3人に負けじと頑張っていたのはOPテーマ「ふたつの鼓動と赤い夜」を歌うON/OFFの二人。まるでナイト・クラスに通うヴァンパイアのように美形な彼らの身を包むのは、CDジャケット写真と同様の黒を基調にしたクールな衣装。確かな歌唱力を持った二人の伸びやかで艶のある歌声と、双子ならではの息の合ったハーモニーで、集まったファンの心を引き込む。また、周りで開催されている、各社人気アニメのイベントの勢いにも負けず、「赤く・赤く・赤く」この作品独特の存在感を確実にアピールしてくれました!

また、アニプレックスブースの前では、ナイト・クラス/デイ・クラスの制服に身を包んだメンズに、女性からの写真撮影の依頼に応えながら『ヴァンパイア騎士』のパンフレットを配ってもらいました。残念ながらイベントを見ることができなかったファンにもしっかりとアピールできた・・・かな?アフレコ現場で、制作現場で、イベント会場で立ちこめるこの期待と熱気が、アニメにももちろん、込められています。皆様も見逃さず、『ヴァンパイア騎士』これからもチェックをよろしくお願いします!

アフレコレポート
2008/3/31 月曜日

レポート0331

4月の放送に向け、ますます期待の高まる『ヴァンパイア騎士』。
3月某日、都内にあるスタジオにてアフレコが行われた。この様子を、本サイトで独占取材!
超豪華声優陣の揃った華やかな収録の現場を直撃した。

今回収録していたのは、一年に一度だけ、デイ・クラスの生徒がナイト・クラスの生徒にプレゼントを渡す事のできる「聖ショコラトル・デー」のシーン。
色めき立つデイ・クラスの女子生徒とは対照的に、そっけないナイト・クラスの間で風紀委員として忙しく動き回る優姫たち。
にぎやかなイベントの様子と、シリアスな内面描写の両面が楽しめる回となっている。

メインキャストのほとんどが、CDドラマと同様のメンバーということで、呼吸もばっちり合った非常に良い雰囲気で収録が進められていった。

「優姫は第1話・2話ととても喋っていて、毎回ちょっとドキドキしながらやっていました」と堀江さんが話していた通り、男性陣にあまり喋らないキャラクターが多い中、セリフの数がとても多かったが、回想シーンでの幼い優姫と演じ分けも含めて作品の空気を自らの演技で切り替えていた。

逆に、無口な零や、少ないながらも思わせぶりなセリフが目立つ枢たちは、一言一言が重要になってくる。
「まだセリフは少ない方なので、少ないセリフにいろいろな思いを込めてやるのが難しいなと思いつつ、やりがいを感じています」(岸尾さん)、「格好良く演じるというよりも、不器用に運命に立ち向かっている様を演じていければ魅力を出せるんじゃないかと思って頑張っております」(宮野さん)と、こちらはセリフが少ないキャラクターならではの苦労をしているようだ。

クールな美女・早園瑠佳を演じる皆川さんはアフレコ中に敬語のセリフがうまく言えずNGを出してしまい「おかしいなあ、普段からこういう言葉遣いなんだけど」と呟き、「いつもどおりにお願いします」と突っ込まれる一幕も有ったが「とても綺麗な、美しいキャラたちが動いて喋るということで、私もオンエアが楽しみです。
口数は少ないんですが、美女なので、頑張って美女な感じでいきます」と意気込みを語っていた。

男性キャラでは珍しく(?)にぎやかなキャラクターの藍堂を演じる福山さんは「序盤から、一番ふり幅は大きいキャラだと思いますので、見ている方が、出てくると楽しめるような感じで演じていけたらなあと思います」と、やる気は十分。
また、ベテラン郷田さんが演じる黒須理事長も、シリアスな展開とギャグの両方で欠かせない存在だ。
また、音響監督としても参加している郷田さんは、的確に場面の雰囲気を出せるように指示していたのも印象的だった。

まるでナイト・クラスの面々とシンクロするかのように、マイクの前で入れ替わる出演者たちの華やかさ、ギャグシーンやシリアスな場面での緊迫感あるやり取り、回想シーンでの優姫のモノローグなど、これが放送時にどのようになっているのかはお楽しみです。

まだ収録は始まったばかりだが、「今のところ、ちょっとやる気のなさそうなキャラクターになっていますが話しが進むにつれて、活躍してくれないかなと願っておりますので、皆さんも応援してください」(保志さん)、「この作品はキャラクターが出てくる1カット毎にバックに薔薇が出てくるんじゃないかというくらい華やかな作品」(千葉さん)と語るように、今後の展開に目が話せない。
華やかなキャラクターは外見だけでなく、中身も魅力的。
堀江さんは「優姫は、とても素直でストレートな感じの女の子という印象です。過去に、いろいろ辛い事もあるんですけど、それと今後どうやって向き合っていくのかというのが見所だと思います」「見てくださる女性の方は、優姫ちゃんはとても感情移入しやすいんじゃないのかなと思うので、優姫ちゃんと一緒に、いろいろと悩んだり葛藤したりしていただけたらなあと思います」と見所を挙げていた。

「今、空前のヴァンパイアブームと言っていいくらいに、ヴァンパイアをモチーフにした作品がたくさんリリースされている中で、この『ヴァンパイア騎士』という作品が、キング・オブ・ヴァンパイアになれるのかというのが、非常に気になるところです。非常にチームワークの良いキャスト陣で臨めておりますので、すばらしい作品になるのではないかと個人的には思っている次第です。是非、女性だけでなく男性にも応援していただけたら幸いです。」(諏訪部さん)と、豪華声優陣でお届けする『ヴァンパイア騎士』。
まさしく、この春、大注目の作品です!

先行PVを公開!
2008/3/22 土曜日

「ヴァンパイア騎士」本放送を前にPVを大公開!!一足早く「ヴァンパイア騎士」の世界をご堪能下さい!
※ PVはあくまでプロモーション用の素材であり、本放送のものとは異なります。







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